カブトムシの幼虫は、7月中旬頃から孵化し始めて、冬の寒さで冬眠に入るまでに、3齢後期の大きさまで成長してしまいます。
その成長スピードに驚きますが、その過程で製造されるフンの量にもっと驚きます。
このフン、毎度捨てていましたが、何だかもったいない。何か使い道はないものか・・・
ところで、1匹の幼虫が成虫になるまでに製造するフンの量をすべて採取した偉大な先生がいらっしゃいます。
昆虫研究者の大谷剛さんです。
採取したフンの実物の標本が、多摩動物公園の昆虫園本館に展示されています。
多摩動物公園の昆虫園本館のレポート記事は、こちらから↓
それと、こちらの本にも詳細が書かれていますので、興味ある方はぜひご覧ください。
とても勉強になります。
さて、余談が続きましたが、捨ててしまっているカブトムシの幼虫のフン、何か使い道はないものか、インターネットで検索してみると、
なんと、家庭菜園の最高の肥料になるとの記事を発見しました。なかなか有名みたいですね。
挑戦好きのnicoパパは、早速、家庭菜園を試してみることに。
まずは、土作りを行います。
飼育容器から分別したフンを、大きなビニール袋に入れて足で踏んでいきます。
しばらく踏んでいくと、フンが細かく砕けていきます。
この時、薄いビニール袋(ゴミ袋)程度の厚さではすぐに破けて、フンが出てきてしまうので、ゴミ袋を使用する場合は2,3枚を重ねて使うと良いでしょう。砕けたフンは、使用前の昆虫マットのような状態に戻ります。
砕いたフンを植木鉢にセットします。
続いて、育てる野菜をチョイスします。
家庭菜園が全くの素人のnicoパパは、こちらのホームページを参考に、10月に種蒔きができる野菜を選んでいきます。
葉物を中心に、結構色々な野菜があるんですね。
その中で、nicoママの意見をもとに、チンゲン菜とサニーレタスを育ててみることにしました。
早速、近くのお店で種をゲットし、袋の裏に記載されている種の蒔き方に従って種蒔きしていきます。
鉢を二区画に分けて、チンゲン菜は二列、サニーレタスは一列に蒔きました。今回は、カブトムシの幼虫のフンがどれくらい栄養価の高い肥料かを調べるために、市販の家庭菜園用の土に、全く同じ条件で種蒔きをして、発育状況を観察していきたいと思います!